2010/09/14

『A.I』を観ていたら『バック・トゥー・ザ・フューチャー』に。。。

今日はドライブも兼ねて、軽井沢に物件を見に行きました。

ガソリンや保険料などなど含め、本当に車にお金がかかります。
キリン一番搾りもエビスも、プレミアムモルツも大量に飲むので、
私は、お国のためにお金を支払っているのでしょうか?

私は喫煙者ではないですが、増税は本当に残念でなりません。
このストレスが多く、楽しいことも少ないこの国で、
人の楽しみに税金をかけるなんてマジですごい発想ですねw

でもまあ、道路はきれいだし、日本はいい国です。

というわけで、結婚する気もないので、軽井沢に幻想を描いていても仕方ないので
真面目に物件探そうと思っています。
しかし・・・首都圏を外れると、やっぱ仕事がないよね。

軽井沢~都内で通勤だと、月に10万とかかかっちゃいます。
結局・・・物理的拘束から逃れるのって難しいよね。

で、やっぱむりかあと、しょぼーーんと今日も映画を観ていました。

不眠症はひどくなる一方で、夜中におなかも減ってしまうので、ある中になりそうw


で、『A.I』を観ていました。

この映画ではオスメント演じるロボットの少年が、ピノキオを読んで
「本物の人間の男の子になれば、愛してもらえるのか!」ってことで冒険が始まります・



 で、ロボットが人間になりたいお話といえば、
『アンドリュー』という映画を思い出します

感情を持つロボットといえば、『アイロボット』って映画が私は大好きでした。
原作者はどちらも1950年代にアイザック・アシモフという作家によって書かれたSF小説。


で、『アンドリュー』ですが、人間について学んで行くうちに人間になりたくなる・・・
って話です。
これは原作者のSF作家が、自分自身のことついて書いたと言われています。



頭が良すぎて人間性を失っていた作者自身が、
人間性を取り戻す姿を投影させたのがアンドリューなんだってさw

というのも、この作家は非常に博学で、
SF以外にもさまざまな分野で著作を多数執筆した方なんです。


で、この映画で、アンドリューが人間になるために法律を破らないといけなくなり、
裁判を受けるシーンで、判事に
「人間は年をとるし、しぬし、それでも人間になりたいのか?」
って、聴かれるんですね。で、あんどりゅーが
「大切な人が次々に死んで行くのをみた。もう耐えらない」
みたいなことを言うんですね

 そういえば『永遠に美しく』で、
永遠の命を得る薬を飲まされそうになったブルースウィリスが
「友達や知り合いが死んで行くのをみながら生き続けなきゃならないなんて、
そんなの嫌だ」

と、永遠の命を拒否するシーンがありました。


この映画では、メリルストリープとゴールディーンホーンに、「ばかじゃねえの?」
とか言われて終わりですがw

この映画はブラックコメディー史上、最高ですよ。


美しくさぞご立派な人間かのように見える女優ってのが、実はすっごいみじめっていう、
とっても素直な皮肉です。
そこの平成生まれの少年少女たちよ!観とけ!!!!!!!!!

この人たちのような中年女優になる女優は、いらっしゃるでしょうか?

私はキャメロン・ディアスがこの辺に来てくれるんじゃないかと期待しています。
恐らく、ハリウッドの女優さんたちは、皆さんが憧れる女優さんたちじゃないでしょうか?


で、この映画を筆頭に・・・・・90年代のゼメキス監督の作品は素晴らしいんですよ。



あ、やっぱゼメキスの話していい・・・???



 もうね、ゼメキス、バック・トゥー・ザ・フューチャーだよね!!!!!

何にあこがれったって、まずはマーティンがカッコよかったこと。
いかにも良き時代のアメリカ人!って感じでw


で、ドック。 ドックにあこがれた。というより、ドックとマーティンの関係にあこがれた。


普通の男の子が、ちょっとおかしな才能ある変人に出逢い、特別な人生の予感にわくわくるするw


マーティンはほんっとーーに普通の男の子なので、私の近所にもこういう冒険があるかも!!??


っていう、もうねもうね、わくわくで死にそうになる!!!


90年代と言えば、アメリカでもシンプソンズが始まったころで、「THE中流」ってのが固定化してきた
時代だと思うんですね。

『シザーハンズ』の冒頭で、みんなが豊かで、みんなが同じ生活パターンで、家具も同じようなレイアウト。
だけど「時計」や「ソファ」や「髪型」など、小物だけ「個性」を演出するという皮肉った描写がありましたね。


あの映画もそうですが、みんな「特別な冒険」や「特別な恋愛」を求めていた時代なんでしょう。


90年代に子供時代を過ごした私たちがそうでした。


祖父母の時代みたいに、生きていれば幸せって時代では、もはやなく。
父母のように、経済的に豊かなら幸せって時代でもない。

なぜなら「みんな」幸せだから。

若者の、生ぬるい子供のたわごとかもしれないけど、幸福感というのは相対的価値観なので、
こうなってしまうのは仕方がないのです。


 そこで・・・90年代の映画では、ドックは非常に魅力的人物なんですね。

血筋でも、伝統でも、人脈でもなく、「発明」で世の中を変える人。

2000年代の、来るIT時代を彷彿とさせる、そういうキャラクターなわけです。


あたらしい幸福の価値観を、私たちにもたらしてくれるのではないか!!!??と。

犬の名前からして、モデルはアインシュタイン。


そうそうあのさー、こないだの面接でも私はアインシュタインのことをかんがえていたのよ。

彼は暗記が苦手で、有名な逸話があり、
記者に自分の発明の名称か何かを聴かれたときにアインシュタインが答えられなくて、
その言い訳に、
「そんなんノートにメモしとけばいいことだから、覚えてる必要ねえだろうがよ!内容を聴け!」

と(いうようなことを)、おっしゃったのです。


面接での「具体的に名前あげてみて?」っていうあの質問w
私なら絶対そんな質問しない。


例えば私が調べ物をするときのGoogleに打ち込むKeyWordsや、
友達と映画の話をするとき、作者の名前や出演者の名前、題名は、ほぼ使いません。

大人になってからの勉強は、教科書の太字暗記ではないのです。

なぜそうなったのか、どんな内容なのか、それを観てどう思ったのか、
そういう質問をしないと、その人の本質の思考はわからないでしょ?


で、なんだっけ。あ、そうだ。ドックだ。


で、そこが、ドックのいいとこなんだよ!!!!!!!!!!!!
マーティンに、腹立てたり馬鹿にしたりしないでしょ?

マーティンが「へ?」

って顔すると、「まあ理論はともかくね、タイムマシンなんだな」wって説明をしますよね。

そして、模型www

手が届かないどころか、こっちが呆れるくらい、
「あんた、ばかじゃないの?w」っていいたくなるくらい、
余裕のある人物なんですねw


こういう大人で、しかも専門家は少ないんじゃないでしょうか????
”きさくなふり”をする大人はいるけどねw


人は、自分のやってることをすごく見せようとして、わざと外部から分からないような
難し~いような、すごい仕事をやってるような、そんな風にする感じがしますね。
業界用語を使う人とかねw

はっきりいってね、最近の教養系番組に専門家の方たちがたくさん出てきますが

成功に規則なんかあるか、ばか!とおもっちゃうわw
ほんっとに頭にくるよなあ、自己啓発本の売れっぷりには


これは『プリテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』で有名な、マックス・ウェーバーが
『職業としての学問』という著書で学問の専門家のことを揶揄して、

「優秀だから教授になるってわけじゃないです、ほとんど偶然とコネです
だからこそ、自己肯定と無能の隠蔽のために難しいことをやっているかの様に見せかけるのです。」

と、おっしゃってます。(記憶なので正確な言い回しはあいまい)
この本薄いし、ウェーバーの演説本なのでとってもお勧め。普通におもろいです。



そういう野心家たちと違って、ドックは、自分の発明が面白くてたのしくて、わくわくでしかたないわけです。


それをマーティンに使ってみてほしくて、話したくて、わかってもらいたくて仕方ないわけですよ。


隠したり、著作権とったり、金にしたり、そういうことじゃないんですね。


子供のころにこの映画をみた私は、こんな大人いたらいいな、
アメリカにはこういう人いっぱいいるのかなって思いました。


たぶんいっぱいいたから、ITの基礎を作ったハッカーたちがたくさんいたんだと思う。


もちろん
発明者への敬意として、それをあたかも自分の発明のようにするのってほんっとに最低だとおもいます。
私自身、特許の侵害をされ、家族が戦ってきたのを知っていますので、こういう人間を本当に軽蔑します。


しかし、そんな私ですらですよ、
マンガをYoutubeに挙げたくらいで中学生を犯罪者にすんのはどうよ!?と思う。


作者は、みんなに読んでほしい!みんなにこの気持ちを伝えたい!
って思わないのかい・・・・????金をだせるひとだけがみればいいって本当に思うの?

ましてや、作者は有名なマンガで誰もが知っていて、UPしたのは素人。
盗作したわけではなくて、みんなが喜ぶから無償でUPしたわけです。
それは、侵害なんだろうか・・・・?

それで売り上げが落ちたのでしょうか?落ちたとしたら因果関係はあったのでしょうか?

金のない、マンガの買えないやつは、みれないってこと?

作者は、どう思っているんでしょうか?

悪用する人もいるのは確かだから、取り締まり自体は必要なのかなあ・・・


というわけで、古き良きアメリカの価値観が垣間見える、この素晴らしきBack to the Future!
難しいこと考えず、つくろわず、素直に見える思い出の良作です。


でも今日観ていたのは『A.I』です。
話したり書いたりしていると、いろいろなこと思い出していいですねw

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